反省と次回の計画


作品の観察
客観と主観の狭間で

作品展示の最中は、どんなコンテストでも作品にしてあげられる事は少ないです。

まあ、あるとすればポーズがズレてきたり、どこか想定外の振動で外れかかってるパーツがある場合に、

お店の方や係の方にお願いして、多少触らせてもらうぐらいなものです。

そういう事が無い様に、キッチリと作っておくことも必要なんですけどね。



上記のように、してあげられることは少ないのですが、「観察」というものはいくらでも可能です。

というか、自分の作品をより客観的に見直す良い機会だと思います。

全く違う環境に置かれ、他の作品と一緒に並べられた状況というのは、

不思議なもので、大なり小なり自分の作品のアラがよく発見されるものです。

これは写真に撮った際も同じですね。

その時に発見したアラは、次回作以降気をつけよう、と自分の心に刻みつける事になると思います。

この経験こそ、本当に貴重なものではないでしょうか。



あと観察とは微妙に違いますが、

その作品について他の方から意見を求めるのも良いでしょう。

自分がいくら客観性を持って自分の作品を眺めたとしても、やはり自分の作品。

そういう意味で、自分では全く気がつかなかったポイントを教えてもらえることになるかもしれません。

良い意味でのポイントもあるでしょうし、

悪い意味でのポイントも当たり前のようにあるでしょう。

ですが、その方が作品について本当に「興味」を持ち、観察した結果耳にした感想というものは、

自分にとっての「新たな力」になりえる。

これもまた、非常に貴重なものだと僕は思います。



結果発表
勝敗を如何に捉えるか

何度経験しても、結果発表はドキドキしてしまうもの。

お店で張り紙を発表日に見に行く時も、会場でマイクを通して伝えられる時も、

とことんドキドキして発表に臨みましょう。



さて、結果が出たとしましょう。

勝ったか。負けたか。

現実は容赦無く出ます。

一応、当コンテンツ内では勝つこと=『入賞すること』、と定義付けをしています。

しかし、一概にそれが勝敗ではない時があります。

あくまで僕個人の経験と考え方であることを強調しておきますが、

単純に入賞できなかった場合以外にも、

「金賞狙いだったのに、銀だった」

というような目標達成できなかった場合も、完全に敗北と自覚します。

実際に悔しい思いを、何度も何度も経験しました。



結局何が言いたいかと言うと、「人によって勝敗の捉え方が違う」ということ。

人によって目標とするものが違う。

となれば必然的に求むる結果も違う。

そういうことです。

高ければ高い目標ほど、苦労を伴うのは必然だと思いますが、

目標達成できなかった場合にも、真剣に戦った意義は存在すると思います。



次回の計画
「終った瞬間」とは「始まりの瞬間」である

ついに発表も終わり、コンテストが終りました。

改めて、結果はどうだったでしょうか?

満足のいく結果でしょうか? それとも納得のいかない結果だったでしょうか?

どちらにせよ、結果に触発されて自分の意思とは関係無く、

頭の中が次回作へのプランで動き始めている時があったりするものです。

「とにかく手を動かしたい!」

そういう衝動に駆られるということは、そのコンテストは非常に意義深いものであった、ということが言えるでしょう。

「今回こうだったから次回はきっと……」

そういう反省と戦略の展開もきっと次回のコンテスト、次回作へと活かされることになると思います。

まあ、ただ単に脱力感だけが支配している時もままありますが、

その場合は、とりあえず休憩期間をとりましょう。

僕の場合、のんびり1ヶ月ぐらいはマジメな製作はお休みします。



とにかく、コンテストの終りとは、次のコンテストへの始まりの時でもあります。

次回作も、目標に向けて頑張りましょう!


01.そのコンテストを考察する 02.制作構想 03.明確な工作 04.丁寧な仕上げ

05.塗装とは全てである 06.ベースの意義 07.輸送及び展示戦略 08.反省と次回の計画 09.最後に


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