長:やっとのことでこの黒いパーツがきれいになったね。 やりゃーできるじゃないか! M:うん!もっとがんばろっと! |
しかし……慣れというモノは恐ろしいものです。
それは己の注意力を低下させ、今まで気をつけていた注意事項さえも忘れさせてしまう……
作業に夢中になればなるほど、いつのまにかその「危険」はあなたに迫って来るものなのだ………
そう。それは唐突に。だが必然のようにやって来る。
M:あっ
長:ど、どうしたっ!? …………やるぞやるそとは思っていたが、本当にやりやがったな。 M:ど、どーしよー、長瀬く〜ん?? 長:デザインナイフの刃は危ない、って言ったやろ? まぁーしゃーない。ティッシュでも巻いておきな。傷が深くなければすぐ直るから。 M:う、うん。ぐるぐるぐる… |
※やらせじゃないです。マジやってます(笑)
刃の進行方向に 指がありませんか? 危険度100%です。 |
長:さて、君の指の血が止まるまで、代わりに僕がどうしてこんなケガしてしまったかを教えてあげよう。 M:注意してたつもりなんだけど…… 長:どこがじゃ!このタコ!! 明らかに人差し指が「WARNING」な位置にあったんだよ!! |
やーっちゃったやっちゃった ・ パーツを血まみれにして 作業を増やしたくなかったら 作業を止め止血に集中しましょう |
M:そう言えば、いつの間にかそうなっていたような気が、するねぇ。 長:(……やはりデザインナイフ買わせたのは失敗だったか…) とにかく、もっと指の位置について注意してくれ。 確かに手馴れたモデラーでもよくこういうミスして出血はする。 だけど、気をつけながら作業してる分、大怪我にはならないし、 止血の方法も、傷の深さの具合も経験で知っているんだ。 M:モデラーってすごいんだねぇ。 長:いや、ただ単にそうしないと作業ができなくなった時、すんげーイライラするから(笑) |
M:このナイフ、本当に危ないんだねぇ、
でもあんまり痛くはなかったよ。血、出てるのに。何でだろ?
長:まあ、ね。このナイフは鋭すぎて傷口が小さいからあんまり痛みを感じないんだな。
だけどその分、ケガに気づかないとかなりヤバイし、なんつっても「深く」刃が入っちゃった場合は大惨事に……
M:ひょえ〜〜〜っ(汗)
長:僕の知り合いにもね、親指の付け根とかコレで何針も縫ったやつ知ってるし、僕もカッターとかで緊急病院行ったことあるし。
とにもかくにもこの作業はWARNINGなのだよ。覚悟しておいてくれたまえ!!
M:……はい…
長:声が小さい!そんなことでは同じ過ちを繰り返すぞ!わかってるのか!!
冗談抜きでティッシュをまいた 指はとても作業がしにくいです. ・ 痛々しいなぁ・・・もう |
長:さて気をとりなおして、今度はこっちの小さいパーツをデザインナイフでゲート処理するんだけど、 まあ、持ちにくいからやりにくいやね。 M:うん。持ちにくい。刃の方向に指を置くしかないよー 長:セオリー通りなら、危険が伴う(処理しにくい)ところはクリップなどの持ち手をつけるべきなんだけど、 もしもそれができない、もしくはするのが面倒、なんて時の方法だ。 そんな時はおなじみのカンナ削りだ。やってみ。 M:カリカリカリ……なんとかなるね〜 長:だけどこのやり方には多少欠点があって、ニッパーでのカットの段階でかなり切っておかないと、 うまい具合にはできないよ。多分ガタガタになって相当みっともないことになるね。 まぁ、あくまでMっちゃんみたいな超不器用な人向けの予備のやり方(笑)、ということにしといて。ネっ |
次は合わせ目を消す前の下準備!〜続く〜