クリアーでコート、ついに完成!


長:さてついに止めの工程、クリアーがけだ!

  その前にスミイレがちゃんと入ってるか最終チェックだ。

M:あーあーあー

長:まあ、いいや。

  回りきってようとなかろうと、自分の判断だからねぇ(笑)

M:まあ、いいや!おしまい!

長:よっしゃ(大笑) ではモルモット講座の時と同様、ランナーを切って各パーツをスプレーしやすいようにしよう。

M:はーい


(Mっちゃん、ランナー切断作業に一時間)


素でやってる。マジ。
とりあえず埃が立つので
この使い方は絶対にやめましょう
長:あのさぁ。何よ、コレ?

M:いや、穴が大きかったからティッシュで塞いだの。ちゃんと入ったよ。

長:…………この馬鹿者がぁっ!!

  前に教えたことを覚えておらんのか!?

M:なんだったっけ?

こうすると持ちやすいです。
この他にも方法はたくさん。
いろいろ試してみて下さい
長:たわけぇ!!

  テープだ、テープ。写真のように巻いたりだな、ランナーを太くするのにテープを使うんだ!

M:あーそういわれれば、そうだったような気がするねぇ。

長:……Mっちゃん。頼むから「素」でこういうコトするのやめようね(泣)

  こっちもどうツッコんだらいいか、困っちゃうからさ……(長瀬、頭を抱える)


長:さて、どんどんブッさしていこうー!

M:それにしても発泡スチロール、っていいねえ。

  ブスブスささってくれて。

長:いや、でもゴミが出るよいっぱい。発泡スチロール独特のこの丸いのが。

M:ああ、いっぱいだー

長:(掃除するの誰だと思ってんだよ…)
  こういう指みたいなのがごちゃごちゃついてると、

  全面に綺麗にスプレーできないから、

  こうやって大体でいいから、ちょこっとずつずらしておこう。

M:ほーい
長:できたね。やっと。

M:結構、この作業も大変だねぇ。

長:でもゴッグは最近のガンプラではパーツ数がかなり少ないクラスだぞ。

M:ええっ!?

長:MGとかはそーとー先だな(笑)

長:さて下準備が終わったところで仕上げのつや消しスプレーだ!

  これまた前回のモルモット同様に、プシュプシュ!を念頭においてやってみよう!

M:ぷしゅ〜

長:絶対吹きすぎ……ああパーツが白くなる……

M:いやあ頭では分かってるつもりなんだけど、

  なかなかうまく行かないんだー。

  ぷしゅ

長:まあ、体で覚えるしかないからなあ。とにかく経験してもらうしかないなあ。

M:しかもさ、スプレーがかかってるかどうか、よくわからないんだよお。

長:(吹き終わったパーツを眺めながら)……確かに。

  かかってねえな。

M:どうやったらうまくいくの?

長:っていうかさ、普通はね、スプレーをかけたはずなのに、「ツヤ」そのものがよく判別できん、

  っていうのが一般的な初心者だと思うのよ。

  でもMっちゃんの場合だと、それに加えてスプレーがかかってない、っていうダブルパンチやからなあ(笑)

M:それでどーすればいいのお?

長:吹け!とにかく吹け!

  さらば道は開かれん!!!

M:(今日の長瀬君、なんか変……)


長:さてつや消しクリアーが乾いたところで、次はキット付属のシールを貼ってみよう。

  なくしてないよな?

M:あるよーちゃんとあるよー

長:よし。ではシールを貼るんだけど、その前に聞いておきたいことがある

  Mっちゃんは子供の頃、BB戦士を作った時の目のシール、うまく貼れたかい?

M:ううん。うまく貼れなかったよ。

長:(だろうな……)んでしかも貼り直そうとして無理にはがしてシールをダメにしちゃったことない?

M:あるある!

長:予想通り過ぎてヤダ……
M:長瀬君、うまく貼る方法知ってるの? なら教えてよー

長:まず基本はシールの端から貼っていくんだ。

  ひょっとしてMっちゃん、真ん中から貼ろうとしてたんちゃう?

M:うん。

長:だろうなあーありがちだし。

  まあ、とにかく端っこからパーツに合わせて貼り込んでみよう。
M:け、結構難しい…

長:曲面、っていうのはシールにおいてはかなり難しいから、早々うまくいくひとはいないと思うよ。

M:そうなんだぁ、ああよかった。

  それならこんなんでもしょーがないよね。

長:ゲっ……よれまくり。空気はいってるし………

 ※Mっちゃんは光沢を生かしたい、ということなのでつや消しクリアーをかけた後で、貼っております。

  つや消しにしたい、光沢を殺したい、という方はスプレーの前にあらかじめ貼ってください。その方が効率がいいです。

  ちなみに長瀬としてはつや消しの方がおもちゃっぽさが消えると思いますので、オススメいたします。


長:さてモノアイの黒い部分を貼ったところで、次はモノアイそのものを貼るぞ。

M:そーっと、そーっと…

長:ちょっと待てええい!!

M:ど、どうしたの、長瀬君?

長:今、ど真ん中にモノアイを貼ろうとしなかったか?

M:うん。それが何か問題あった?

長:だって、ど真ん中だよ!?

  パッケージ写真見てなんか思わんか?

M:……うーん。うーーーーん。うーーーーーーーーーーーん。

  別に。なんとも思わないよ。何かおかしいの?

長:だってマヌケじゃん。このパッケージの完成写真。

  完全に暴言だけど(笑)

  なんかさー、これじゃあ、カワイイ、っていうかラブリーなのよ、ゴッグが。

M:そういわれれば、そうだねえ。

長:ちゅーわけで、モノアイの「視線」を考えて貼るのだ!

M:うん。



長:さて、どんな視線にしようかねえ、Mっちゃん。

M:どんな……ってこんなんが良くない?

長:……よくねえ。どーゆー意図があってこうなるのさ?

M:こうやってさー睨んでるのって、なんか良くない?

長:ダサい。

M:うーん。そうかなあ

長:ダサいダサいダサい。

M:ううううううう

長:僕のオススメはこんなかんじ。

  こうするとカメラのアングルをあおった時に、睨みが利いてとてもカッコ良くなる。

M:んじゃそれでいいや。

長:(………)
長:さてまあそんなわけで僕のオススメする視線にするべくシールを貼ってみよう。

  この丸で囲ってある白い点、ここはあらかじめヘルメットをつけた状態で、

  上の「長瀬プラン」の中心部にデザインナイフをぐりぐりやって印をつけたところ。

M:これで貼るんだよね、そーっとそーっと。

長:頼むからさっさと貼ってくれぇー
  
M:できた!できたよ長瀬君〜

長:いやまあ、出来て普通なんだけどさ(笑)

  まあMっちゃんにしてはよく頑張ったよ。

  早速全パーツをくみ上げて、ついに完成だ!!


案の定、Mっちゃんは組みたてるのにまた結構な時間を費やすのであった……


こころ杯作品発表までもうちょっとお待ちください〜完成写真〜

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