邪な道その4

頑張ってシャープにしてみよう


長:さてお次は、ジオングの耳から延びている赤いアンテナをシャープにしてみようか。

  実はこの枝分かれしているこの形状、結構難物なんだな。

M:難物?そんなの、ぼくには無理だよ〜出来ないよ〜

長:大丈夫、ハナから完璧に出来るとは思っとらんわ(笑)

  今回は邪道ということで、それらしく見える方法を伝授するぞ。


長:まずは中心のエッジ頂きに、こうやってペンなんかでラインを描くんだ。

  こうすることによって中心が分かりやすくなり、ズレる心配が少なくなる。

M:油性ペン?水性ペン?

長:うーん、別に鉛筆でも良いや。

  要は本人がわかれば、それで良し。なのだ。


長:線を描いたら、今度は鉄ヤスリで削ろう。

M:ナイフでやる作業じゃないんだよね?

長:出来るもんならやってみな(笑)


長:この写真の黄色い点が分かるかな?

  この極微妙な隙間によって、角度がつき、適度にシャープに出来るんだけど。

M:こ、こんな微妙な角度、できないよぉ〜

長:一発でやろうとするな。

  左右上下、今削ってるところの反対側と、交互に少しづつ削っていくんだ。

  でないと、上手いこと綺麗にシャープに出来ないよ。

M:ううう…


いきなりですがここから先、写真取り忘れました。

よって写真無しで話を進めます。基本的に邪な説明ですので不親切です。


長:そろそろ出来たかな?

M:なんか曲がってる気がするんだけど…いいのかなあ?

長:曲がってるような気がするんじゃなくて、本当に極々小さな角度で曲げてるの。

  わざと曲げる理由は、削っている部分と削っていない部分をつなげるため。

  この理屈を初心者に分からせるには、日が暮れてしまうので、却下(笑)

M:うーん、却下されちゃった。

  あと、削ったところだけ、なんか違う感じがするんだけど。

長:削れば削っただけ、全体的にも形が変化するからね。特に削りこんだ部位は顕著だ。

  と、いうわけでその形が変わった部分を出来る限り元に戻そう。


長:さっきまで削っていた面の隣、ってわかるかなあ?

  一番始めの線を書いたところの面なんだけど。

M:…これ?

長:違う。

M……これ?

長:違う。埒があかない。


長:とりあえず面を元に戻すんだ。いいな?

M:ううう、よく分からないよお〜

長:この部分をなあ、3次曲面的にヤスって仕上げるとだなあー、

  あーなってだなーこーなってだなー

  シャープに見えてくるんだよ。分かったか?Mっちゃん。

M:分かりません……



この後、二人で必死の作業。

結論。やはりこの作業は初心者にやらせるべきではない。

全然マトモな説明になってなくてすいません。

でも、今回は邪ですから。そこんトコご容赦のほどを。

続く

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