MAX塗りには安定したエアーの供給が不可欠だそうです。左は僕愛用のGSIクレオス(旧グンゼ産業)・リニアコンプレッサーL5です。オプションのレギュレーター2も装備しています。静かで夜間の使用もバッチリ。ピースはウェーブのスーパーエアブラシ(汎用)と、ボークスのプロアクションA(白・無色クリアー用)を使っています。本音を言うと、あともう一本(メタリック用)欲しいです。あると洗浄がほとんどしなくて良いのになあ。あ、もちろん一本だけでも十分できますよ、安心してください。 |
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ハケ。エアブラシ塗装の一番の敵は「ほこり」です。塗膜についているとあまり宜しくないです。だから塗装直前にハケで取り除いておきましょう。ちなみにホームセンターで200円ぐらいでした。 |
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パーツに持ち手をつけましょう。エアブラシ塗装ではおろそかに出来ない工程です。左はパーツにランナー(ポリキャップ)、目玉クリップ(細かいパーツ)、両面テープ・布テープ(片面のみのパーツ)、1mmシンチュウ線(ピームライフル、ビームサーベルなど)で固定し、発泡スチロールの台に差し込んだ所です。なにも発泡スチロールである必要はないです。穴をぶすぶす開けたダンボールとか、アイデア次第で如何様にもなりますよ。 |
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サーフェイサー(以下サフ)も吹かずに全パーツを真っ黒にしたところです。サフの効果は「傷の発見」「傷埋め」「塗料ののりを良くする」などが挙げられます。ですが、今回のように改造をあまりしない場合はなくてもいけます。表面処理を念入りにし、ラッカー塗料で塗れば食い付きも十分です。なにより、サフを買わなくて良いのが僕は好きです。塗膜も薄く済みますしね。 |
プラ地に直接ベースグレー(↓に説明)を吹きつけます(理由は上記参照)。エアブラシ塗装の基本通り奥・エッジは先に塗ります。これは塗料の性質からくるもので、「奥には塗料が溜まりやすい」「エッジにはのりにくい」。これらを防ぐ為です。装甲裏も忘れずに塗っておきましょう。 |
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ベースグレーとはMAX塗りの特徴の一つで、数多の残った塗料を混ぜて作られた黒に限りなく近い、非常に隠ぺい力が強い下地色のことです。要は、先に塗っておくシャドウですね。今回は試しに買ったマックスファクトリー製・「ベースグレーMAX」なる専用塗料を使用。謳い文句通り、1発で真っ黒になりました。初めてMAX塗りをされる方にはお勧めです。お値段以外は(シャビシャビなのに一本600円!)左はムラなく(これ大事)真っ黒にしたパーツです。ここから、何色も重ねて徐々に発色させていくわけです。 |
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紫っぽい白を面のエッジにはあまりかからないよう、中心部にワックスを塗り延ばす要領で丁寧に吹きつけます。ダマが出来ないように注意してください。出来てしまったら作業を止めて乾かし、乾燥後に上掛けして下さい。濃度は、かなりシャビシャビです。おかげでなかなか発色してくれませんが、それで良いんです。具体的な割合は1:5〜8(塗料:シンナー)。もっと薄める時もあります。失敗したら「濃い」と思ってください。それぐらい重要です。 |
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何度も何度も重ねて、しっかり紫色が出てきました。エッジには黒が残り、グラデーションがかっているように見えます。ちなみに、なぜに紫?とか訊かれそうですけど、白以外は赤青黄という非常に主張の強い色のため、それを緩和させる為に、白にも多少の紫(赤+青)という色味を追加した方が収まりがいいですよ、ということです。僕の感覚では「セカンドシャドウ」と捉えています。 |
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次に同じ要領でGCホワイト5を塗ります。(ピースここで変えてます)この色は普通の白よりも隠ぺい力が強く、非常に塗りやすいのでお勧めです。純の白ではないのにちゃんと「白」になっているのがグレートです。左は判り難いかもしれませんが(現物もよくわかりません)、一応黒⇒紫⇒白というグラデーションによる「白」ができました。これがMAX塗りの「白」の基本塗装です。 |