日々是精進
〜ガンプラ制作記〜

2005/7/28〜MGアッガイ・レビュー〜


この時をどれだけの時間待ったことでしょうか。
全国一千万のアッガイファン歓喜の時が、ついに!!
さて早速ですが、組んだ感想です。
・率直に言って、ギミック凝り過ぎで嬉しい!
・アタマ、体、重い!
・成型色、想像よりだいぶ暗い色です
・アタマがデカイ分とても大きなキットと感じます
・内部懲り過ぎなせいか、外装ディテールシンプル過ぎ


簡単に挙げるとこんな感じなんですが、
とにかく是非組んでみてください!組まないとこの良さは分かりません。
異常に密度の高い内部フレーム2重構造。
肩関節、股関節軸の引き出し構造。
いやあ、筆舌に尽くしがたいとは正にこのこと。絶品です。

このキットの売りである付属のオプションですが、
カツ、レツ、キッカは切り離したら失くしそうなんで何もしてませんが、
モールドが実に繊細。でもダイバーさんのが塗りたいかも(笑)
透明のエフェクトパーツは、
パーティングライン消しさえすれば十分ディスプレイにも活かせる出来。
新しい試みとして、評価出来るポイントと思います。

細かい点では、組み立て説明書のインストで、
作り方・塗り方の提案や、マーキングの提案がなされていました。
うーん、MGでは初めてではないでしょうか?
やはり間口を広げる意図が伝わってきます。

比較的高価なキットですが、問答無用で長瀬オススメキットです。
いやあ、アッガイって本当にいいもんですね(笑)



2005/7/27〜デスティニー可動化計画2〜

さらにすごく期間が空いてしまいましたが、やっとこさ第二弾です。

楽しみにされていた方には申し訳ないんですが、
劇中での扱われ方が、あんまりにあんまりで……
今現在、モチベーションが下がりっぱなしなんです(泣笑)

前回より手を加えた点としましては、
・股関節横ロールの隙間をエポパテで整形
・腰のフロント、リアアーマーを関節技のランナーで接続
・腰サイドアーマーをスプリングパイプで接続
・肩のフラッシュエッジ2のシャープ化をかねてエポパテで整形
・背部翼の肉抜き穴をエポパテで埋め
・シールドの伸縮を差し替えでとりあえず再現
・フェイス下端を削り込みして気分的に小型化


とまあ、微妙にチマチマ手を入れてます。
やっぱり前回の工作に比べて、
劇的に変化しないので、あまり気が乗りません。

ってこんなことモデラーが言っていてはいけない、
というのは重々承知してるんですが……
劇中での活躍というのはやはり創作意欲の向上に対し、
最高のクスリだったりすると思うんです。
ああ、ストライクフリーダムかっこいいですね(号泣)

というわけで、オフに間に合えば良いか。
ぐらいの感覚になってしまってます。
完成は、気長にお待ち下さいますようお願い致します(謝)



2005/6/16〜デスティニー可動化計画1〜




随分間が空いてしまいましたが、1/144デスティニーガンダム可動化計画第1弾です。
正直、まだ劇中に出ていないので、あまりモチベーションがあがりません。
(インパルスの時と逆ですな)

まず基本的なコンセプトを決めます。
最低限の可動部位を選択し、それでいて派手なポーズをとらせる。
そして可動に伴う改造は極力簡単な構造にして、余りモノポリキャップ等で行う。


さて1枚目。
こんな感じでデザインナイフの刃を入れ、けがいて彫っていきます。
その後、側面から実際に刃を押し込むようにして切っていき、
あとはちょっと捻るとポキっととれます。


2枚目。
デスティニー系のコレクションは、必ずヒザあたりに補強のためのリブが入っていますので、
それを利用してポリキャップを挟み込むことにします。
左の「前」は、まだそのリブを切り取っていない状態です。このリブを完全に切り取らず、
関節が入る事を前提にして成型したのが「後」です。
ポリキャップを入れるための穴なのですが、下側からランナーの破片を瞬着でつけて、
軸用の穴を調整する意味で穴を開けるだけです。結構適当に目分量でやったんで、
ちょっと曲がってますが、まあ、気にしてません(苦笑)
ちなみにモモ側には、軸としてランナーを入れただけの簡単な単軸関節です。



3枚目。
ヒジの可動は、ポリランナーを使います。
ヒザ関節と同じように切断した後、前腕側に穴を開け、
T字にカットしたポリランナーを取り付けます。
基本的に90度まで曲がれば十分にOKなんで、
簡単な構造でもいいんです。

左手前腕は、右手と違い手首が動かないので、
あまりもののポリ製ボールジョイント受けを無理矢理瞬着で接着します。
本来ポリキャップは瞬着では接着できないのですが、
瞬着効果スプレーを併用すると、結構簡単に固定できます。

左手首は、武器持ち手をストライクダガーのものを流用。
ランナーを瞬着で太らせて作った自作ボールジョイントをつけて動かします。
作り方は上と基本的には一緒です。
短く切ったランナーをボールジョイント受けに入れておいて、瞬着流し込んでボールを作ります。
整形は勿論必要ですが、間違いなくローコストです。



4枚目。
こちらは可動工作というよりは首の延長工作ですね。
このように首接続部を切り離すだけで、取り付け部を上にずらすことが出来ます。


5枚目。
大体の可動工作を終えた所です。
上に挙げたヒザ、ヒジ、首以外にも、
腰曲げついでに可動軸を「量産型関節技」のランナーでとりつけました。
穴あけて、接着するだけで良いので簡単ですね。
受け部にプラ板等で埋める必要があるのは間違い無いですが。

あと、個人的に今回の目玉にしてメインの工作なんですが、
股関節ロール軸をつけるため、量産型関節技を写真のように取り付けました。
これも穴あけて差し込むだけなので簡単です。
股間軸移動と、可動範囲拡大と、モモ延長工作も兼ねて一石三鳥!
ちょっと見た目は悪いですが、
この後隙間をエポパテで埋めていきますんで、少しは改善される予定です。

可動化によるポージングは、また次回ということで。



2005/5/28〜1/144デスティニーガンダム〜


ガンダムSEEDデスティニーの後半主役機のキットが、ついに発売されました。
その名も「デスティニーガンダム」。
タイトル通り、ウワサ通り、そしてデザインと、
いろいろと物議を醸しましたが、既に僕の目には慣れてしまいました。
慣れるって、怖いけど、凄い(笑)

さてキットは、コレクションシリーズにしては実に遊べます。
ウイングの展開、ソードの展開、ランチャーの展開、
そして右手首が普通の持ち手と、平手の差し替えが可能と、
コレクションとしては実に詰め込みすぎな感もあるぐらいガチャガチャ遊べます。

組み立ては勿論コレクションスタンダードの方法論なんですが、
ただ少しだけ挟み込みがあったり、
無茶苦茶小さいフェイスパーツが別パーツになっていたりと、
キットのクオリティーを上げる為なのか、
それとも組み立て慣れしてきたであろう少年達に更なるステップアップを促す目的なのか……
その辺は推察するしかありませんが、意図的に「多少は難しくしてある」感じです。

細かい部分では、プロポーションは好みはあるでしょうが十分な出来。
各パーツのエッジは、かなり好印象。いいエッジ出てます。僕は好きなラインです。
そして、左右平手のディテールが実に小気味良い!
これで630円なら、間違いなくオススメキットと言えるでしょう。

これだけ面白いキットなら、これだけ出来のいいコレクションシリーズなら、
可動化に挑戦してみようかな、と思います。
インパルスと、ザクウォーリアと作って思ったんですが、
シンプルな一軸可動ならそんなに大変ではなさそうな気がしてたんで。
実は長瀬の初のコレクションシリーズの可動化計画。次回より更新予定です。



2005/5/20〜HGグフイグナイテッド〜
ついに発売HGグフイグナイテッド!
いきなりの発表から結構楽しみにしてました。
ハイネ好きな方には、まあ、その複雑な心境で組まれる方も多いんじゃないでしょうか?(笑)

さて、キットは実に良く出来てると思います。
HGシリーズとしての標準以上の出来でしょう。
色分けはもともと色数が少ない為、シールドや羽の白部、バーニア内側以外は大方きっちりしてますし、
可動範囲も、肩や足首等は素晴らしい動きを見せてくれます。

細かいところでは、グフと言えば!なモモのエッジや、口や頬の部分のディテールが実に良好。
実験的?にウイング回転軸が金属線になってますが、意外とヘタらなさそうな感じです。

プロポーション的好みでいえば、上半身がマッチョなのに対して、
下半身がスマートに感じるかなあ?というぐらい。ついでにヒートロッドがクリアーピンクなのはちと「?」

成型色活かして仕上げるなら、ブラウンでスミイレしてディテールを引き立て、
装甲の裏をきっちり塗ってメリハリをつければ、
オレンジ色でもカッコよく重厚感を演出できるんじゃないでしょうか?

う〜ん、実に良いキットです。
さて、なんかこのキット買ったおもちゃ屋さんで、5/31〆のコンテストがある模様。
突貫でも間に合うのか……無理か(爆)



2005/4/20〜1/400 クイン・マンサ〜





ガンダムコレクションとしての発売となりましたクインマンサです。
っていうか事実上初のプラキット化に、僕のように狂喜したファンも多いんじゃないでしょうか?
SD・Gジェネで数年前に出ましたが、なかなか微妙なキットでしたよね(笑)


さてこのキット、なんというか良くも悪くも「彩色済み組み立てキット」という売り文句通りです。
細かい頭部、肩や腹部の黄色部、脚部の黒ライン等基本的な目立つ部分だけでなく、
バインダー裏や、モモ前面の分割線という「痒い所に手が届いている」部分が塗装されています。

ですが、やはり工業製品で塗装済みとなると、欠点も多々発生します。
このキットもご多分に漏れず、
塗装のハミ出しや、こすれて塗膜がハゲてる部分がありました。
そしてモデラーという観点から見れば、塗装されているパーツにパーティングラインがあったり、
PVCなんかの軟質樹脂は、やっぱり塗りにくい、
シャープさに欠けると言う理由でやはり苦手な素材です。
まあただ単に、塗膜を剥がすのがめんどくさい、と言うのもありますけどね(笑)

1/400とはいえ大きさは11cmぐらい。
機体設定は39.2mなので、オーバーしてる換算なのですが、
それでも小さく感じてしまう分、損してるキットかもしれませんね。
ちなみに二枚目写真に、キット付属のフルアーマーZZガンダムとの比較を載せてますが、
こう比べるとデカイです。やはり、あくまでGコレなんしょう。

ただ、「ガンプラ」として考えると値段が2520円なんで、
その巧みなキット構成(合せ目ほぼ無し・破綻の無いプロポーションという秀逸さ!)に反して、
11cmしかない大きさや、あまりポーズが取れない所は消化不良に感じるやもしれません。
でも、出来としては十分良いんでEXモデルみたいな、
「普通キット化できない機体をキット化」と考えれば十分に価値のあるキットでしょう。
だってHGUCで出たら嬉しいんですけど、まあ、やっぱり可能性としては……ねぇ??(笑)
しかも前作「ミーティア」は再販されるまで随分スパンがありましたから、
違う意味で、価値のあるキットなのかもしれません(大笑)
再販さえなかったら嫌じゃないですか。マジで発売当初買えなくてヒヤヒヤだったですよ。


3枚目。なんとガシャポンEX、メカセレ7のガンダムXの手首と差し替えが出来ました。
ボールジョイントと、丸軸と違うんですが、径が実は同じなんで、こんなこともできました。
しかも手首サイズもほぼ一緒!(驚)
こういうのも、結構楽しかったりします。

ひょっとしたらガンプラとして手を加えない方が、このキットの楽しみ方なのかなあ、
とか思ったクイン・マンサでした。



2005/4/4〜剛熱機械師駄舞留精太の巻〜


武者烈伝第4弾(武化舞可8弾)の剛熱機械師(ごうねつからくりし)駄舞留精太です。
ついにボリューム過多で840円(税込)に値上げだったり。


早速ですがキットの感想。
実に良く出来てます。今までの烈伝キットで一番「面白い」と言える内容ではないでしょうか。

まずそのボリューム感。
軽装形態自体は、他の武者と大差ない大きさなのですが、
武者戦車(タンク)を装備するととたんに、かなりのボリュームを実感できます。
昔の武者駄舞留精太より鎧のイメージを引き継ぎつつも、
兜の両耳あてや、脚部のキャタピラ構造等、明らかに「只の鎧」から「からくり」として
主張している点が素晴らしいデザインだと思います。


そして、武者戦車。
ものずごい纏まり感が良いです。
昔はそのまま大砲にのっかっていただけの兜は、上下に分割されることにより高さが抑えられ、
肩鎧は脚部のキャタピラと連結してよりどっしりとした安定感あるキャタピラを実現。
とどめに目牙爆通火が横にも縦にもカバー展開し、まとめてあります。
う〜ん、こんなに凄い支援メカ、初めてです。
……実はこっちがメインなのかも(笑)


さてキットのウリの一つでもありますが、
親武者なのに武化舞可が、「瞬脚」と「鉄肩」という大きめなのが二つ付いてきます。
というか、残る二つの武化舞可が突然出現!
と言っても微妙に納得いかないですが、まあ、強引な展開も戦国伝らしさでもあります(笑)

さてその瞬脚と鉄肩、
駄舞留精太の背部に付けられるのですが、
ためしに武者戦車につけたらこうなりました。
意外ととんでもないボリューム感です。キットをお持ちの方はお試しあれ。
改めて、組み換えが楽しい素直に「面白い」キットだと思います。


〜武化舞可編コミックワールド〜
もう終わりかよ!!??
という展開かと思いきや「次回を待て!」
ドキドキしたよな、安心したような。

次は農丸が出るんだそうで。
どんな風に話が続くのか、興味が尽きない所です。



2005/2/6〜雑記・特捜戦隊デカレンジャー終了〜
ライダー終った2週間後に、スーパー戦隊もまた、その1年が終ります。
いきなり率直な感想なんですが、すげえ面白かったですデカレンジャー。

こんなに5人の個性がはっきりと、尚且つ魅力的に魅せたドラマ。
異常に濃くてケレン味たっぷりでカッコよすぎなデカマスターこと、ボスのドギー・クルーガー。
頭から離れないほど良い意味で時代と合わないEDテーマ。
挙げればキリが無いほど、素晴らしい斬新かつ王道な要素が顕著にあった作品であり、
それほどまでに面白かった作品である!と僕は思います。

あえて口で論じるより、見て実感して、何かを思う。
久々ですね、魂に直接訴えかける戦隊モノは。
そして、「スーパー戦隊」として、「特撮モノ」としてあるべき姿勢を貫いたことに感動さえ覚えました。
うーん、終ってしまったこと。そのものが惜しい。
もっとバン達の活躍を見たかった。
個人の本音としてはそんな感じだったり。


僕の中の、「好きな戦隊ランキング」にあっという間に上位に食い込んでしまったデカレンジャー。
もう終ってしまったことに一抹の寂しさを思いながら、
次回作、「マジレンジャー」に期待と不安を入り乱れさせる今日この頃です。



2005/2/2〜1/100カオスのレビュー〜


HGは買いませんでしたが、個人的にものすごく楽しみにしてた1/100カオスガンダム。
実はSEED−Dとしての新型ガンダムの中では一番お気に入りなんです。
ゲテモノ好きにはたまらない一品(大笑)

そんなこんなで新発売1/100カオスガンダムのキットの感想。
全体的に非常にまとまりの良い印象です。
大きさからくる満足感。シャープなエッジ・モールド。
なんといってもMA形態への完全変形や、機動兵装ポッドのギミック。
クリアー成型のビームサーベルも、ビームクローもついてかなり遊べます(笑)


細かい点では、
頭部アンテナはプラ成型のものと、軟質樹脂成型のものとが付属し、
選択できる若いユーザーにも優しい仕様。
パーツ毎の塗り分けもほぼ完璧に近い形で、
敢えて成型色から部分塗装するなら頭部ダクト横と、リアアーマーの白い部分くらい。
そして特筆?していいのかどうかわかりませんが、
モモや上腕、スネもかなり色気のある面なのが僕としては嬉しかったです。


ワンポイント的に要加工ポイントだと思うのはやはり膝関節。
変形時にかなり物理的に負荷がかかる設定なので、瞬着流し込んで〜
の方法で硬めに調節しておくと良いかもしれません。
それとMA時の顔となるスリット部分。
キットではシールで表現される部分ですが、抜きの関係上で彫が無いです。
ここは絶対彫った方が良いと思います。


さてこのキット、久々に趣味爆発で作ってみようかと思います。
気がついたときにはどうなることやら(笑)


おまけ〜MGボール近況〜

3日目缶サフ、4日目ベースグレー塗り、5日目グレー。
というわけでグレー部分は塗り終わりました。
うーん、あと1日では無理っぽいです。
というか寒すぎて塗装がちっとも進みません〜〜〜(悲)



2005/1/23〜雑記・仮面ライダーブレイド終了〜
例年書いて残しているので今年も書きます僕の視点でライダーの感想。
剣と書いて「ブレイド」と読むこのライダー。開始直後から、
カードバトルで、「龍騎」と一緒かよ!? トランプ?ジャッカー以来のモチーフなのかなあ?
ふ〜ん、4人か。種の生き残りのなんとか理論?また無理矢理ややこしくミステリアス気味にしてるなあ。

そんな感じで見てましたが、いやぁ、簡単に放送終わった後の感想を書きますと、
あまり浮き沈みの無いまま話が終ってしまったかなあ、という気がします。
派手さの無い流れも切れっぱなし昼メロ的展開とでもいいましょうか、魅せる演出が無かったとでもいうのでしょうか……。
子供に伝えるべき道徳的な部分も、見て何かを感じる・訴えかける要素というのがかなり少なかったように思います。
主人公のみならず、全体的にキャラクターの個性が薄いような感じがしたのもその一因でしょう。
あ、でもカテゴリーKの「嶋さん」だけは濃すぎて好きでしたけどね(大笑)

まあとにかくカリスの悲哀ばかり印象的で、他はなんとも…というのがこの1年総括した僕の感想です。
あ、映画版を実は見に行ったんですが、あれと一緒にするような含みを持たせて、実は……
というパラレルなTV最終回は良かったと思います。うーん、でももうちょっと前から悲しい話を滲ませた方が、
より重みがあったような―――――まあ、いいか(笑)


今後は初夏ごろの昼メロに、ギャレンが出そうな気がして、それが僕には楽しみでなりません(笑)
あ、次回作「仮面ライダー響鬼」も斬新そうで楽しみです。



2005/1/14〜MGボール突貫作業その2〜







ボール更新第2弾です。
まずは後ハメ加工、好みの加工、ちょっとだけディテールアップについて。

まずは一番上の写真から。
本来はピンが二本出ていて、この2つ穴付き軸を挟み込む仕様なのですが、
2本ピンを切り飛ばしてピン跡が残らないように綺麗に成型すれば、
後から軸を差し込むことが出来ます。簡単です。

お次、ちょっと加工必要後ハメポイントが、この腕の金属製シリンダー部分。
HJや、他のサイトさんでの方法を参考に、素直に実践しました。
やり方は至極簡単。
シリンダーを後ろから通せるように、後ろ側からシリンダーを通す為の穴を貫通させます。
この時、接合ピンが邪魔になるので、ピンもピン受けもまるごと削る必要が有ります。
そして、左写真のようにシリンダーをスライドさせていけば、完了です。
しかし、この方法だと目立ち難いものの、後ろ穴が開いている状態になってしまいます。
プラ板や、丸モールド等でディテールアップがてら埋めるという選択肢もありますが、
たまたま、こんな方法を発見してしまったんです。


それが二枚目の写真。
上記、貫通させて成型する際に、少し穴を大きくしてしまったようで、
後ろからではなく、斜め方向からも入れられることが発覚しました。
このまま斜めから差し込み、少し左に動かせば……
後ろ穴無しでも、後ハメできてしまいました。
というわけで後ろ穴は同色ランナーを薄めに輪切りしたもので埋め、
大して外観に影響なく後ハメ完了です。
(注:後ハメ時、シリンダーをスライドさせる隙間を確保する為、後ろの穴は薄めのもので塞ぐ方が良いかと)


3枚目はコクピットハッチの加工について。
HJの上原みゆき氏の作例みたく、赤いハッチは少し凹んでいた方が好みなので、
接触している部分(写真の○部)をガンガン削って、引き出し式のパーツを少しカットしました。
これで僅か1〜2mm程度ですが、凹みました。


4枚目、バーニアのディテールアップ。
本体上方の小型4発アポジモーターは、3mmドリルで彫って少しだけ肉厚を薄くし、
赤い中身にコトブキヤの丸モールドを貼りました。
我ながら非常に地味なことしてます。

大きいバーニアは、背部のもの。
ナイフでちまちま肉厚を薄くし、ペーパーで整えました。
昔はこの工作凄く苦手で、よくバーニア内部をガタガタにしてましたが、
何年もやってるとなんとか慣れてくるもんですね。今回は上手くいきました。
……いや、でも、パーツが大きめだからやり易かっただけかもしれません(笑)
中央が寂しかったので、コトブキヤのモビルパイプを貼っておきました。
今流行の金属パイプやビーズは持って無いので……


とりあえずこの日は、表面処理、彫り直しを全部やったか確認して、
中性洗剤で洗浄した所でおしまいです。

うーん、2日目でここまでとは、流石に4日で作る、は無理っぽいですね(大笑)
コンテストも3月ぐらいに締め切りに決定したらしいので、
5日か6日で完成できるように、に方向転換します。
目標はあくまで目標で、あくまで予定なのが我ながら悲しかったり。


次回は缶サフ。続く。



2005/1/7〜MGボール突貫作業その1〜


あけまして2005年最初の日々是精進です。
年末発売されて、欲しくて欲しくてどーしよーもなかったのに、
ある都合の為買えなかったMGボールが、年明けて、紆余曲折を経てやっと手に入りました♪


さて、キットの方は他サイトさんが書かれているように、
実に凝った作りで、組んでいてとても新鮮な気持ちで組めました。

フレームは、「おおー」とこれでもかと張り巡らされた細かいモールドを眺めながら組み、
装甲部は、「ほほうこうやって分割されてるのか」と感心しながら組み、
そして腕部にいたっては強度と、見栄えを両立したパーツ分割で遊びながら組む。
組んだだけでも十分楽しめました。

その他、見せる金属シャフトや、ポリキャップ代わりにも使われる(!)エラストマー製のパーツ、
一発抜きのキャノン砲身、ベースの鉄骨の組み合わせ方など、
実験的な要素を多分に含んで……というか、盛りだくさん。
旧キットの300円ボールと比べて、やはり隔世の感がありますね(旧キットもとても出来がいいんですけど)


さてこのボール、近々とあるお店の発表後1週間で締め切り(!?)のコンテストがあるらしいので、
ザクウォーリアに続く突貫作業で頑張って仕上げようと思います。
目標は「4日で作るMGボール」。
とりあえず初日の今日は真面目にコツコツ表面処理しました。1日で9割方が完了。
パーツが少ないのも手伝ってか、予想以上に速いペースで進んでます。
それでも、アーム関連の彫り直しはABS製なので、かなり難儀でした。
これから真面目に彫る方は、覚悟してください(笑)

後ハメと、改造ポイントについては「その2」ってことで、続く。




2004/12/25〜龍神導師仁宇・其の壱〜


発売からしばらく経ってしまいましたが、武者烈伝第3弾(武化舞可6弾)の、
龍神導師仁宇です。
もちろんあの「武者仁宇」の子孫にして、「龍」そのものでもあります。
やっぱり以前公開された「光の七人衆」の絵柄で、頑駄無の姿をしてなかったのが心配、
という意見も有りましたが、無事、頑駄無です(笑)


さてキット評。
まず、烈火武者や、精太と比べ、小さい!
そう感じたのが第1印象。
なんでシリーズなのに、小さいのかなあ。ちょっと残念。
あ、でもスタイル、プロポーションは素晴らしいです。
スラッとまとまってて、実にカッコイイ。
何より兜の成型色が赤い!!
当たり前なんですが、ポイント高いですよね。
(注:昔の武者仁宇は兜がなんと白の成型色で、塗らないと実にかっこ悪かった)


先代同様、武者飛竜も登場。(設定的には龍神の魂)
あのひょろひょろでよくバキボキ折れた手足はどこへやら、
とても厳ついワンパーツでゴツク仕上がっています(笑)
しかしながら、肩鎧が尻尾(且つ2連!)に付くのには、微妙に違和感あるような気がします。


さて、仁宇が小さめで少し残念、とは書きましたが、
それも全てこのためにあります。
本キット最大の目玉、「龍神形態」。
発想そのものが新しく、変形構造も大変斬新です。
仁宇の頭が反対になっただけでなく、胴体に深く押し込まれるのは、正直感服致しました。
このギミックだけでも買う価値あり!
そう思えるほど楽しい、カッコイイ、しかも大きいサイズのギミック。
この形態で並べる為に、この形態での他キットとのバランスを取る為に仁宇が小さいんだと、
僕は勝手に解釈しています。


余談。
龍子扇(ファンネル)が小さいにも程があるほど小型化されてますが、
試しに同じBB戦士、数年前にリニューアルされたνガンダムのフィンファンネルを、
左半分ですが付けてみた所、大変しっくり来ました。
猛者の方はこれを右半分用も作って、仁宇につけるとナイスかもしれませんね。



2004/12/10〜DHM週刊付録4・キハール〜

遅ればせながら、僕も実験的に週刊になったDHMを買いました。
最終であるvol.4です。
目的はもちろん、キハール。ってかアッシマーです。
それ以外のヘイズルとかにはあまり「ええなあ」という感じがしなかったのですが、
このアッシマーは、お話の中でどんな活躍なのか全く知らないんですが、
デザイン見た瞬間。
うおーゲ、ゲテモノだっ!!

そんなこんなでこれ目当てで買っちゃいました。
早速組んだ感想ですが、流石1/400スケールだけあって、
モールドが大変細かい!
洒落にならないほど細かいのには本当に脱帽です。
そして、これだけ難解怪奇なデザインを見事に「プラモデル」にしてあることが凄い。
普通こういうデザインだと意図的に、「外した」ものになったりするんですが、
キチンとまとまった形状での立体化には目を見張らんばかりです。

まあ、デザインがピーキーでも、
頭さえアッシマーならガンダムの世界に合わせられてしまう感もありますが、
アッシマーのような変な機体が好きな僕個人は、それだけで許容範囲だったり(笑)

こんなに変わった面白いデザインばっかりだったら、
『AOZ』のHGUC化は有り難い限りなんですが……
ヘイズル系ばっかりなんでしょうね。やっぱり。


さて雑誌の本文たる本の方ですが、
他のガンプラサイトさんが書かれている事と同意見なので特になし。
……ま、極論ですがEXモデルみたいな特殊なキットの値段が830円だと、
僕は思っちゃったりなんかしちゃった、ということで(笑)



2004/10/29〜武者頑駄無パチ組み大会!〜
久々に、いつもの3人で集まって、哀戦士会(阿輝羅さん、神取さん、長瀬で構成されている)を開きました。
今回のお題は……
「武者頑駄無パチ組み大会!」
「あの頃」に帰って素直に組んで、一人当たり5体は絶対作って、
ずらーっと並べたらさぞ楽しいのではなかろうか!?
という発案から企画しました。
そういや、最初に思いついたのは7月ぐらいだったので、スケジュールの都合で随分と待ったワケで、
いやあ、その間3人が買い溜めたBB戦士のキットの山、山、山。
買う模型店はそれぞれ違えど、驚異的な数です(大人買いなのだろう。多分)

さて今回は健全に昼ごろから集まって、夜までずっと気の赴くままにぱちぱちっと組む。
ガンダムマーカーでちょこっとだけ塗る。とにかく、たくさんシールを貼る。
う〜ん………
むちゃくちゃ楽しい!
童心に、あの小学生の頃の、SDブームの頃の、
あの想いが沸々と湧いてくる。
燃えろ!SDスピリット!!
もう、そんな心境(笑)
3人揃って異常なまでのハイテンションで組みまくり、制作コンセプトは違えど、
並べばそこはもう、SD天国。
しかも、バンダイの技術の歴史を感じる事も出来るという、壮大な絵になりました。
楽しいこと極まりない。
これぞ、おっきくなってしまったSD世代な僕らの楽しみ方!
上の写真のキット、流石に
全部は組めませんでしたが、
それでもこうなりました。
とにかく、ズラっと並ぶと圧巻です。

作れなかった残りのキットは
また次回作る予定。




もっと増えてる気がする(笑)

各作品の詳しいことはコチラにて。



2004/10/28〜1/144ザクウォーリア其の弐〜


いきなりですが、エポパテの埋め込みを前日の夜には終らせ、
朝起きたら一気に整形できる様に下準備しておきました。
ついでに手首の角度を変更する為、切断後、エポパテで角度をつけておきました。
恐らくこうすることによってザクは武器が構えやすくなるはず。


そして真ん中の写真。
切断しました。うーんコレクションで切断するのに慣れてきたとはいえ、
やっぱり再接着による関節の隙間は気になります。
というわけで膝前面の下部には、この後、1mmプラ板積層3枚分を接着してカバーしました。
このまま後ハメとか考えずに、スネとモモを豪快に接着してしまいます。
筆塗りでいくので後ハメはあまり考えてないんです。


下の写真。
切断後、角度を変えて接着したフロント・サイドアーマーによって足を開けるようになった状態。
実は開脚だけならキットの状態でも結構開けるのですが、
膝を曲げてしまったのでどうしても必要だったんですね。
これで随分と、踏ん張ったポーズが取れるようになりました。


この後、溶きパテを全身に塗って、
この日の作業はおしまい!
あとは次の暇な休みに筆塗りで豪快に塗っていくだけです。
オプションも付きます。
手抜きギャラリーにアップされるのを請うご期待!



2004/10/27〜疾風剣豪精太・其の壱〜


まってました!武者列伝第2弾(武化舞可第4弾)の、
疾風剣豪精太!!
あの武者七人衆における武者精太のリニューアルにしてその子孫という設定の武者頑駄無です。
ってかあの時代も、今も僕はやっぱり精太が好きです。
うーん、思い入れたっぷり。

さて、キット評。
実にカッコよく、ハッタリの効いたスタイリングになってます。
なんといっても足の甲が長いの、で足が長く感じるのがそのスタイルを方向付けている気がしますね。

烈火武者同様の初代を大事にというコンセプトに加え、そのギミックを進化させた武者と言えると思いますが、
そのギミックで特筆ともいえるのが、初代精太でもできなかった弓矢を射るアクションが増えていること。
これはやはり「弓矢の名手」という一族の伝統を表しているようで、実に嬉しいです。
(注:武者精太はその後に追加で発売された麒麟児着装セットにて弓矢を構えることができた。再販希望!)

そして精太といえば、ケンタウロススペシャル。
なんと、全く余剰パーツを出さずにこの形態になれます。(以前は精太の両足、馬の首をとって合体していた)
首が思いっきり前に回転することにより胴体に収納されるのは、
白龍頑駄無の愛馬・白が想起される仕組みです。
残念ながら今回の馬、「疾風号」も「緒羅四恩」同様に足を動かすことが出来ませんが、
足を開くことが出来たら、膝を動かすことが出来たらよりカッコイイだろうな〜
なんて思ったりもしました。
精太の胴体〜足にかけての移動も、なかなか驚く仕組みで、新鮮でした。

ただ、欠点を挙げるとすれば、
精太の腕が、昔と全く変わらない構造であること。
つまり腕の回転も出来ないし、脇を大きく開くこともポーズを決めるほどには出来ません。
このあたりは烈火武者と、キットとしての設計コンセプトが違う所なのでしょうね。
改造するなら、要、回転軸


まあとにかく、烈火武者より色が派手な分、塗りわけが大変かと思いきや、
少しぐらい簡単かもしれません。
とはいえ「少しぐらい」なので、ちまちま毎日マーカーで塗ってくのには変わらないでしょうが(笑)

あ、烈火武者はやっとこさ大方の部分が塗れました。
その内アップする予定。

いつか、
いつの日か7人並べられることを夢見て……



2004/10/23〜1/144ザクウォーリア其の壱〜
インパルスはみなさんに内緒で作っていましたが(笑)
ザクウォーリアは、コレクションシリーズの楽しみ方を広げるべく、またそれをお伝えする為に、
日々是精進にて載せていこうかと思います。

さてキット評。実はテストショット見てる段階から発売日が楽しみでした。
そんな期待にたがわぬ完成度で、インパルス同様の組み立て簡単っぷりと、完成度です。
いや、むしろインパルスよりも出来がイイと、僕は思いました。

300円キットで、ここまでのパーツ分割はザクに対する力の入れようをひしひしと感じます。
心配だった顔の動力パイプの「抜き」もうまく処理されていて安心しましたし、
右肩のスパイクも縦割り2パーツではない分の肉抜き穴はありますが、
それでも結果的には正解といえる形になってるんじゃないでしょうか。
いやあ、随分練りこまれてます。

プロポーションもカッコイイし、肩がぐりぐり動くのがインパルス以上に楽しい!!
とりあえず休みの日、3日で作るぐらいのつもりで豪快に作っていくつもりです。



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