日々是精進
〜ガンプラ制作記〜

2006/9/27〜R3 レイズナー・パート1〜

最近の模型誌で特集が組まれ、急に有名になったかもしれない「レイズナー」。
80年代を代表するリアルロボットアニメ「蒼き流星SPTレイズナー」の主役機です。
僕もリアルタイムで見ていた訳ではありませんが、スパロボで知り、ファンになった
新しい方のレイズナー好きなひと。で、あります。
そんなこんなでこのキット、すげえ楽しみにしておりました。
(ネットガンプラ界ではあまり話題にならない・泣)



さてキットの方はというと、「MG」の内容といっても間違いないと思います。
細かいことをいうと、確かにMGよりは大雑把なパーツ割りだったりしますが、
それでも全体の密度感、ボリュームは満足いくものです。
可動範囲に関しては、まあ、すごい!とは言えませんが、僕は別に気にしてません。
そんなことよりこのキットの最大の特徴は、
MGダンバイン、パトレイバー以来の、ガンダム以外のMGクラスのキット化なんですから。


組みやすさもかなりのもの。アンダーゲートが各所に使用されていて、
時間の無い社会人の方に、大変優しい仕様。
イロプラ使用は勿論のこと、合せ目がかなり目立ちにくく構成されていて、
仮組みだけでもかなりの満足感です。


さてはて、こんな野心的キット。ちゃんと作らなきゃもったいないです!
というか、ちゃんと買って、ちゃんと作って、って我々モデラーがしないと
次が続かないぢゃ無いですか!!

僕としてはR3こと「リアルロボットレヴォリューション」にはシリーズとして続けていただきたい!
夢は広がります。
出てくれなかったビルバイン!
HJをもってしても出すことは叶わなかったエルガイムやMk-2!
ドラグナーでもバリグナーでも良いっす!
妄想は続くよ何処までも。

G-strikerとしましては、真面目にこのレイズナーを応援するべく、
長瀬式手抜き製作法を、次回日々是精進にてお伝えする予定です。
賛同していただける方に、お試し頂けるような内容に出来るよう頑張ります。



2006/6/8〜MGギャン・レビュー〜



長らくMG化が望まれていたギャン。
実はHGUCで作って以来、僕も好きな機体です。
あまりの出来のよさにバッチリ飛びついてしまいました。

まず総評ですが、文句のつけようがないくらい完成度が高いです。
今年最初のMGネモと同じく、とんでもなく高い次元のキットだと思います。


プロポーション。
’99年発売のHGUCはかなりスマートなプロポーションでしたが、
それに比較して少々マッシブになりました。
実にかっこいいです。

可動範囲。
最近標準仕様となった肩関節をはじめとして、
股関節軸の軸前後左右独立可動、モモ上部の横ロールなど、
かっこいいポーズをとるための要素がバッチリ組み込まれてます。
唯一残念なのが、足首関節の接地性。
大股開きになると接地しにくくなります。
まあ、ツマ先が3段構成になっているため、アクションポーズ時は自然になるんですけどね。

その他。
胸等成型色がHGUCと随分違います。
HGは紫だったんですよ、結構派手な雰囲気をだしたんです。
それがMGは完全な青。強いて言うならインディブルーな青。
まあ、よりアニメーション内のイメージに近づいたような気もします。

エフェクトパーツは、ニードルミサイルの発射煙。
三発分しかありませんが、シールドのミサイル部ならどこでも付けられます(円ですから)

シールドの内側にビームサーベル柄が収められるようになりました。
シールド用接続保持アームはHGUCよりデザイン的にも進歩してますが、
個人的には前のが好きだったり。

ビームサーベル柄は普通のものと発光用と、二種類付属しています。
「光るビームサーベル」というのはPGだけのギミックだったんですが、
太いビームということで再現できたようです。
ただし、CR1220というコイン電池を別に買ってまで遊ぶかどうかは、微妙なギミックかもしれません。
実際つけてみましたが、光源は根元だけなんで、先まで届かないんですね。
というか、ビーム内側が空洞なんですが、
その内側に幾重にも線が入っており、好みが分かれると思います(僕はあまり…)

写真には撮ってないんですが、
なぜかマ・クベが4体もついているんですよ。
(1/20、1/100壷持ち、1/100立ち、1/100コクピット座り)
小さい方も最新技術で大変細かくつくられており、これはこれでこのキットの特徴といえるでしょう。


あーだこーだ書きましたが、
全体的にみれば、確実に傑作といえるレベルの超優良キットです。
間違いなく、「いいもの」ですぜ(笑)



2006/5/22〜1/100∞ジャスティス〜


話題のインフィニットジャスティス、買ってきて組んでみました。
初回特典ベース付き!なのは昨年の夏と一緒ですね。


さて、何がどう話題なのかといえばやはりそのプロポーションアレンジ。
以前までのSEEDの1/100と比較して、
圧倒的にスレンダーにアレンジされた全身のプロポーション。
放送終了後だからこそできる、劇中のイメージを反映し、大型化したウイングや武装。
実にかっこいいアレンジです。
ってか、これからもこの方向性をジャンジャン出してくれ!と僕は素直に思いました。


パッと見でわかりやすいのはそのあたりですが、
実は細部にも、新しい要素が詰め込まれていたので、
その辺りについても書いてみようと思います。

三段目の写真を見て頂ければよく分かると思いますが、
足首関節の接続位置が、カカト側に設定されています。
接地性が上がった、という感じはしませんが、飛行ポーズの際の
つま先を伸ばしたポーズが決まるように、との配慮かと思われます。

ヒジ関節は話題の二重関節になっていて可動範囲は十分。
ですが、その弊害かなんなのか、
肩関節の付き位置が少し変わったものになっています。
―――要は、肩アーマーから腕全体がぶら下がっているんです。
ここが僕個人的には問題だとは思ったのですが、
素立ち時に腕が胴体から離れすぎているような気がするんですよねえ…
僕個人的にはちょっと残念。
懸念の背中も、大方の予想通り重いので、自立はなかなか大変です。
ここも残念。

その他細かい部分では
、手首の親指がしっかり親指らしくなっているのが嬉しいポイント。
ヒザ関節も、やりようによっては前後から後ハメできる(ハズ)の構造。
なかなか興味深い面白い構成です。

全体的に準MGというのを強く意識しているのが伝わってきます。
つまり、MGにはできないけれど、いつかストライクフリーダムがMGになっても
問題なく並べられるように……という感じ、でしょうか。


総評として、関節が弱かったりするのでスタンド無しではかなり辛い可能盛大。
初回なら買って損なしだと思いますが、
それ以降は、まあ、背中は外して遊びましょう(笑)



2006/3/16〜アカツキ・腰〜

ほったらかしですいません(笑)
既に放置していたアカツキの続報です。

見ての通り、腰をいじりました。
豪快なことになっていますのがお分かりでしょうか(大笑)
ちなみにこの軸、MGキットの4mm径ランナーを強引に接着してるだけです。
前屈腰にしたことによる空間埋めは何もやっておりません。

その他には、首のポリパーツをシンチュウ線で強引に延長してみたり、
ブレードアンテナをシャープにしてみたり。

基本どおりのいつものことしかやってませんし、
まだまだやった方がいい事はあるんですが、
既に飽きてます(爆)

何かキッカケが「ある」まで多分ほったらかします。
楽しみにしていた方、ごめんなさい。

ちなみに、今はMGネモ作ってたり。
オフ向けに成型色仕上げでございます。
気長に、気長に、お待ち下さいますようお願いします。



2006/2/2〜HGアカツキ・キットレビュー〜

待望のアカツキ、生まれた翌日に買ってきて、寝ている合間に組んでみました(笑)

さて、キットの方はやはりメッキ前提のキットだけあって、巧みなパーツ分割が目を引きます。
特筆は脚部。
モモも前面には合せ目が無いように中央でもう1パーツあり、
スネもMGストライクのような分割。素晴らしいです。


しかしながら、やはり小スケールキット。
肩アーマー上部や、シラヌイのパーツなどはやはり目立ってしまいます。
どうしてもメッキを活かして仕上げるなら、ラピー等のメッキテープで貼るしかないんでしょうね。
(推察ですが、キットの完成見本は、そんな貼り込みがしてあるように見受けられます)


組む際の注意としては、アンダーゲートの特徴ですが、
注意しながら丁寧にゲートをカットし、場合によってはナイフ、ペーパーで均してからでないと、
綺麗にくみ上げることが不可能という点。
メッキならではの指紋が目立ってしまうこと、
一度傷がつくと修正がとても難しいこと等が挙げられます。
あ、胸部の赤い三角パーツが取れやすいので、なくさないようご注意(テープ貼って太らせるのが吉)

これだけ出来のいいキットで、尚且つ素晴らしい輝きを放つメッキ。
活かさない手はございません。
とりあえず、僕好みの立ちができるようにすることと、
メッキを活かしながら各部を削ってシャープ化、
部分塗装の追加で、それっぽく手抜き仕上げでいこうと思います。
とりあえず合せ目消すのはスネフレーム前面と、ライフルだけ、ってことで。

手抜きで仕上げるつもりでいますが、一体いつ完成することやら(笑)
次回、いつもの立ち方の改造の予定。



2006/1/30〜日記・パパになった〜
えー、唐突ですが、私こと長瀬は1月25日をもちましてパパモデラーになりました。

順序が飛びまくりですが、約2年ほど前にひっそりと結婚しまして、この度、子宝に恵まれた訳でございます。
どうやら僕に似ているらしい女の子です。
モデラーには多分ならないでしょうが、キティちゃんはもちろんのこと、アッガイさんはきっと好きになってくれると思います。

ただでさえ怖い嫁さんが、精神不安定になったり、
赤ちゃんの夜鳴きがひどかったりなんかすると、
恐らく全くガンプラは出来ないんじゃないかと思う日は多々有るかと思いますが、
それでもガンプラは大好き。というか精神安定剤に近いというのも事実(笑)

ドムほしーー!
アカツキー!!
MGネモぉぉぉぉぉっ!!!


どちらにせよ、欲しいラインナップは止まりません。
作りたいモノの脳内妄想も留まる所を知りません。
結局、作りたいけどつくれない、悶々とした日々が始まる訳ですな(悲)

今年は手抜き年間になるんじゃないかなと思います。
HP更新もさらに減るでしょうし、BBSへの書き込みを頂いても返信滞る可能性も高いです。
みなさま、その旨、ご理解とご協力をお願い致します。



2006/1/24〜雑記・仮面ライダー響鬼終了〜
1月22日、響鬼さんが終りました。例年書いてるレビュー、今年も書きます。
僕個人的に大好きです、「ヒビキさん」みたいな大人。というか、明日夢くん同様、憧れを持って観ていたフシがあります。
だって、素直にかっこいいじゃないですか。
飄々としていても、イザとなると完璧に仕事をこなす。ベテランでも努力を怠ることなく、己を高める為、鍛え続ける。
「おじさん」であることの、カッコよさ。

同じく、斬鬼さんもムチャクチャ好きだったんですが、まさに同じ理由。さらに年齢と、シブさが強調されていた分、印象が強い斬鬼さん。
そして単純でちょっとおマヌケだけどナイスキャラな轟鬼。二人合わせてとても「熱い」話が大好きでした。

デザイン、うんぬんじゃない。
商売うんぬん以上に、圧倒的に地味ながら、重厚で、丁寧に作られたキャラクターと、彼らを十二分に活かしたストーリー。
かの名作「クウガ」のように、実に「重み」のある物語が、僕は大好きでした。

途中、中盤以降話の作り方が変わってしまい、それまでの流れが一気に変わってしまいましたが、
どっちも好きです、僕は。敢えて言うならとても丁寧な前半の脚本や演出の方がより好きですが(笑)
とかく、また観たい。そう思える良作だと思います

最後に、もう一人の主人公、明日夢くん。
彼に感情移入しまくりでした。大人の年齢でありながら、まだ成りきれてない、僕。
だからこそ、明日夢くんに気持ちが入ったんだと、今では思います。
あんな風になりたいと、憧れる気持ち。
日常の何かに挫折しながら、ひとつひとつ自分で答えを見出し、越えていく経験。
大なり小なりその繰り返しが、きっと、「少年」を大きくしていく。それが成長なんだ。それが、生き方なんだ。

本当に、心に残る良い作品でした。
1年間ありがとう、響鬼さん。今更ながら、あんな31歳になりたいと思う、25歳の僕。



2005/10/22〜鉄機武者斎胡の巻〜


武者烈伝・武化舞可編最後のキットとなりました、鉄機武者斎胡。
旧・武者斎胡は、普通の武者だったのですが、
鉄機武者という、「からくり武者」という設定になりました。
そして、その設定もあってか、昔ながらの怪力・巨体、
というキーワードがさらに強化して表現されたこのキット、
とにかく、SDとしてはサイズがデカいのです。(流石1260円!)

キット評としましては、組み換えが楽しいキットといえるでしょう。
左上写真の基本状態のカッコよさ、可動はなかり良いです。

右上写真は、量産型鉄機の悪役、砕虎魔亜屈。
今作では、完全に悪役なサイコガンダムMk-2の、
武者版(風林火山編)の、武者烈伝版です(ややこしい)
顔と、肩アーマー、そして武器が鎌状になることでヒールっぽさ
を演出してます。お見事なデザインです。
ちなみに一緒に小さく写っているのが物語のキーワード、「斎造」。
3cm程度しかない小ささ。実は斎胡の頭の中はこの子が入ってます。

さてあとはこのキットの醍醐味、3変化です。
中段左、武者ファンにはおなじみの武者猛牛(ムシャバッファロー)
大胆な差し替えと、足首の驚異的な変形でこの形態に。

中段右、新しい形態である武者巡洋艦(ムシャクルーザー)
海戦モードでクルーザーというのが,
昔のSDファンを実にニヤリとさせてくれます。
(Gアームズで、サイコはガンクルーザーという名前だったのですよ)

下段左、本家サイコガンダムを彷彿とさせる、
武者要塞(ムシャフォートレス)。シールド内部の組み換え、
頭部の上にさらにパーツをつけてMA形態ライクにしています。
これもまた、シルエットそのままに、全く違う素晴らしい発想です。

最後に下段右下、爆機の武具。要は斎胡自身が武器になります。
この鉄機武者が武器なるというのは、輝羅鋼編・鋼丸を彷彿と
させてくれます。まさに新旧融合ですね。
さてその武具は、左が飛装爆撃機、右が地走龍砲機。
物語中でも、初登場はこの姿でした。

とにもかくにも、組換えのプレイバリューがすごいことになっています。
ちょこっとだけマーカーで塗って、ガチャガチャ遊ぶ。
毎度ながら、それが吉かと思います。
本当に、トリを飾るに相応しいナイスキットですね。
いやあ、実に楽しい!


2005/8/17〜天翔狩人摩亜屈の巻〜




武者烈伝武化舞可編もいよいよ終盤に差し掛かってきました。
物語り当初から重要キャラとウワサされていた天翔狩人摩亜屈、
いよいよ発売されました。早速レビューです。

まず左上写真。これが基本のモードの摩亜屈です。
バイザーが加わっているのが旧デザインとの最大の相違点でしょうか。
僕は好みじゃないので、写真とってませんが(笑)
特筆として腕が良く動く分、二刀流を構えたポーズが決まります。
手首も別パーツでボールジョイント回転し、
しかも左手は平手が付いているので、表情は多彩です。

右上写真。HJには違う表記がされていたような気がしますが、
「高速戦闘形態(マッハバトルモード)」です。
刃斬武将軍用の余剰パーツを使用しての強化モード。
イメージはスーパーガンダムでしょうね。

左中段写真は、超武者大鷲形態(スーパームシャイーグルモード)。
高速戦闘形態からの変形です。
そして右中段は、鉄機大鷲。刃斬武将軍用のイーグルです。
写真には撮っていませんが基本の武者大鷲にも組めますので、
イーグルだけでも3形態あるわけですね。ある意味もの凄いです。

下段大きな写真。このキット最大のギミック、
「刃斬武将軍」という悪役キャラクターになること。
(説明書には白いランナーをダークブルーで塗る、という指定有り)
これでいよいよ武化舞可編でも対決ができるようになりました。
試しに農丸と対決させてみました。なかなかいい感じです。
ただ、顔がシャープさに欠けるので削りこむといいかもしれません。

おまけ。
実はまだレビューを書いてない
「隠密忍者農丸」です。

キットは、とにかくよく動く!
ヒジが動き、忍法右手が
実に良く映えます。
大手裏剣も隠し武器が新しく
組み換えが多彩です。

金メッキも復活してるわ、
顔の造形もかなり良好。
デザインの好き嫌いを別に
すれば、かなりの好キット!
といえます。

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