日々是精進
〜ガンプラ制作記〜

2004/3/23〜SDGFのキット2〜

ゼロもトールギスも、
ナイトなだけあってマントが無いのが
結構寂しい感じがします。
紙で作るか、布で作るか。
どちらにせよあった方がよさそうな
気がしました。


ちなみに僕のゼロとトールギスは
気が向いたら手抜きギャラリーに
載せる予定。あくまで予定。
先日、第4回哀戦士会を開催しました。というか、かなり無茶なスケジュールで強行しました。

今回のお題はSDガンダムフォース(略してSDGFと呼称するらしい)の、
「嵐の騎士トールギス」と「翼の騎士ゼロ」。
新製品のトールギスは三人が各々で作り、ゼロは僕が以前に手もぎで組んだものを持参しました。

さてキット評。
ゼロの方はなんか物足りない印象。というかもったりというか、そんなもん、という感じなのか。
それに対してトールギスは、箱開けただけですげえな!という印象の好キットですね。
とにかくいい感じ。これは是非みなさんにも組んでいただきたいキットです。
設定の色数も少ないようですし、マントをつけたらお手軽に劇中っぽくなるのではないでしょうか。
グリフォンは付きようが無いですが

さて、僕ら三人の完成したトールギス×3です。

左からブラックシルバー塗りの神取さんの作品。
結局当初の予定の色では塗れなかったらしい。(ギルティやってたから)
中央。ちょっとオリジナル配色+つや消し仕上げ、阿輝羅さんの作品。
Gマーカーによるスミイレを上手くいれてあります。確実に上達してます。
そんで右が長瀬の手首少しいじり+メタルカラー仕上げのもの。地味です。
うーん、でもよくもまあ3人とも一応の完成することができたものだ。
キャプテン&ザッパーザクに比べると、まあ、やっぱり完成したのはいいことだと素直に思います。



2004/1/18〜雑記・仮面ライダーファイズ終了〜

例年書いてるので今年も書きましょう。長瀬的仮面ライダーの感想。
なんちゅーかひとことで言って「感情に訴えかけてくる部分が少なかった」ライダーだった気がします。
作られた印象が強いというか、理詰めというか。
それに加えて放送開始時に「至上最も地味なライダーになるかも」と書いた気がしますが、
やっぱそうなっちゃったような感が無きにしも非ず。
でも僕は好きなんですよこういう作品。シリアスで、地味で、それでいてヒーロー性も、教育番組的要素も一応入っているという。
どっちにせよ、こじんまりとしちゃったかもしれません。
う〜ん、内容的に何か突っ込もうという気が起きない辺り、大して思いいれのないライダーになってしまったのは残念かなあ。
以上、「ファイズ」の感想でした。



2004/1/9〜SDガンダムフォースのキット〜

キャプテンガンダム
赤の色が、マルーンなので変。
とりあえずなにかやってみよう
という気になったキットです。
ってか300円だし。




ザッパーザク
ガトリングガン無しなのが非常に惜しい。
首も腰も動かないけど動かしたくなる。
300円だし。
哀戦士会。
それは神取さんと、阿輝羅さん、長瀬の3人で密かに集まり、
新社会人の哀しみをガンプラ作りながら語り合うという会。
実は今回で3回目になったりしちゃったりして。

さて今回のお題。
9日早売りの「SDガンダムフォース」の「キャプテンガンダム」と「ザッパーザク」です。
僕がキャプテンを、神取さんと阿輝羅さんがブラッディ……いやいや、ザッパーザクを作りました。
ちなみに買ってきてくれたのは阿輝羅さん。改めて多謝。

キットの感想。
なんか結構好印象。色塗ることを考えたら大変だろうけど、確かにこれを組み立てるのに
挫折する子供もいないだろう、という内容。SEEDのコレクションよりも少なさ過ぎ!な構成です。
しかしながら今回は首が動かない。わかっていてもショッキングでした。
んでもやっぱりモデラーなワケでして、気がついたら切断し、有り合わせで可動にしてました。
左が仮組み画像。
そして下が首切断と簡単に可動軸を加えて、
各人好き勝手にマーカーや筆塗りで途中までぬった写真。
……いや、違う!写真右端、阿輝羅さんのザッパーザクだけほぼ完成です。
青い成型色と胴体胸部には黒のマジックで塗り、赤の部分は水性塗料時代のGマーカーの赤。
それだけでこの仕上がり!いやあすげえ!
やっぱりこれがプラモの醍醐味だな、うん。
それに対して神取さんはMr.カラーのレッドで赤の部分を塗っただけに留まり(ゲームばっかりしてたから)、
僕はひたすら筆ポスカ白で塗り重ね、途中で飽きて寝てしまったんですね、あはは(笑)
胴体は濃い青を筆で塗ってますが、いやあ筆ムラムラです。
塗り分け多くてしんどそうです。いつ完成するんだろう?



2004/1/7〜雑記・新番組SDガンダムフォース〜

新年明けまして最初の日々是精進です。
あんまりにも書くことが無いので、新番組ついての雑記として書いてみます。
……旧・ぐうたら日記となんにも変わらないですね(笑)

さて期待?の新番組「SDガンダムフォース」。
かなり年齢を限定している僕含む「SD世代」の人間には不安半分、懐かしさ半分といったところでしょうか。
キャプテンガンダム……ああ、なんかデザイン違う。
ああ、あれはブラッディザクではないのか!?
そもそもガンダムフォースは二作目だっただろう!?!(←濃)
とりあえず最初のデザインを見てそう思ったりした人は間違いなくSD世代の方でしょう。間違いない。

なんか第1話を見た感想としては、結構「少年とロボットモノ」としては王道な印象を受けました。
これなら小学生以下にも安心して見せられる。そういう作りを目指しているようですね。(そのわりに登場メカがかなりマニアック)
アニメーションとしてというか、絵自体がCGなんですが、なんかゲームキューブの「ゼルダの伝説 風のタクト」みたいな感じ。
って去年の今頃はまだゲームする余裕があったなあ……(懐) いかんいかん、現実に返ってこなければ。
とにかくひたすら「子供向けガンダム」ということで敬遠される方も多いとは思いますが、
トランスフォーマーや勇者シリーズ、もちろん「SDのOVAや映画」で育った方なら違和感無く見られると思いますよ。

とりあえずプラモ買ってみよう。そんな気がした新番組でした。



2003/12/17〜DHM'04・1月号付録編〜
新設計キットが模型誌の付録になる!ということで大きな話題になった、この1/144ヘイズル。
去る11月25日に発売となった電撃ホビーマガジン(DHM)04年1月号の、
ある意味革新とも、冒険とも、ん??ともいえる非常に「新しい」付録です。
最近はあまりDHMを購入していない僕ではありますが、今回故あって手に入れることが出来ました。
……って、実は神取さんに頂いただけだったり(笑)

さてさて、ヘイズルのキット評です。
「付録でここまでよくやった!」と捉えるか、
「コレクションシリーズだと思えばこんなもんだろう」と捉えるか、どちらかではないでしょうか。
まあ、僕の場合は後者の意見なワケで、
いつもの通りに「ポイント抑えてよくできてるよなあ」と素直に思うわけです。
とにかく、次の号の発売以降、そう簡単には手には入らない「珍しい」キットになる可能性は高い訳で、
少しでもこのキットが心の琴線に触れた方は購入されては如何でしょうか?

とりあえずこのヘイズルを、「手抜きヘイズル編」と題して、こそこそとやってみようかと思います。



2003/11/28〜HGアストレイ組んだ感想〜
HJの記事読んでいたら何気に欲しくなってしまったので購入したHGアストレイレッドフレーム。
新発売のこのキットを早速組んでみた感想です。

まず第一印象としてはとにかく可動範囲が広いことと、関節がカタ目なこと。
ポリキャップの配置がちょっと今までの感覚と違ったりしているのが原因でしょう。
例えばモモパーツ。股関節に繋がるボールジョイントがギリギリまで外側に出てきて、
股関節の可動範囲がかなり拡大してます。もちろん足首もスカスカ感があるものの、
その分だけ可動範囲、接地性共に申し分ないと思います。
カタ目な事については、ポリ自体をプラで完全に覆っているのがそれに貢献しているような気もしますが、
うーん、上記に加えて軸が太くなっただけなんでしょうか。

特筆点としてはやはりガーベラストレート。長くてかっこいいです。
ただウリであるメッキが、工程の都合で片側のみぴかぴかのメッキ、もう片側はしっとりとした銀、
ってのはちょっといただけないような気がします。まあ、シャープにするついでに塗っちゃうのが良いかと。
そしてガーベラで不思議に思ったのがこの白い成型プラが多少柔らかい感じがすること。
鞘と、メッキの刀がちぃとだけ曲げられることが判明したんです。
まあ恐らくは若年層が手にした際の、「折れない」ための処置なのだとは思いますが、
ときんときんにシャープにするおつもりの方はお気をつけ下さい。

あと、HGになっても尚前評判ほどの色の分割は出来なかったようですね。
って、コレでも十分色の塗り分けは出来てるんだとは思うんですが、いかんせん複雑なアストレイ。
部分塗装で行くにせよ、結構大変そうですな。

以上、長瀬のHGアストレイキット感想でした。



2003/11/10〜コピックモデラー試用編〜
今話題の「コピックモデラー」が凄く気になって、とりあえずブレンダー(ボカシ用)を買ってしまいました。
っていうか’01年にも僕は一度ジムにて、
当時のHJ誌で読んだコピックフィニッシュを見よう見まねでやった経緯があるのですが、
いやはや、やはりキモはこのボカシ=カラーレスブレンダーにあったんですね。

んで試しにHGUCのズゴック(胴体のみ)に、神取さんの普通のコピックを借りて試したのがこの写真。
使用法は「スーパークリアーつや消し」を吹いてしっかり乾燥させ、
色のコピックでエッジに適当に塗りつけ、
好みの具合になるようにブレンダーでぼかして馴染ませていきます。
感想としては、ブレンダーでふき取ってぼかしていく作業が結構楽しいです。

今後の人気フィニッシュになる予感がするこのコピックモデラー。
……実は、やってることって「筆でシャドウ」と大して変わらない理屈だったりするんですが(笑)、
それでも筆でシャドウよりはすんげえ簡単にいい感じに仕上がりますので、
「とりあえずシャドウを入れたい!」って方にはお勧め出来るのではないでしょうか。安いですし。
エアブラシを持っていなくても、やり方次第でこういう仕上げが出来るんです。
いい世の中になったものですね。



2003/11/10〜手抜きZガンダム編その3〜
やっとこさ筆塗りによる部分塗装+シールを貼り終わった状態です。
いい感じになったような気がします。

この時点で一応やった追加工作分としてはアンテナのシャープ化、
それとなんか凄く目立った気がするモモの部分、しかも前面のみ瞬着で合せ目を消しました。
この辺りについては手抜きギャラリーに載せる際に解説を付ける予定です。

とりあえずの基本塗装は終ったので、
あとはGマーカーとエナメル塗料を併用してスミイレをします。
んでスネ内側にエナメルのグレー系ごちゃまぜを流し込んで、はみ出しを拭き取った状態。
見事なまでにキレイにスミが入り、流れてくれました。
これもシャープなモールドのお陰です。素晴らしい!

ちなみにHGUCZガンダムが如何にモールドがシャープだと僕が賛辞を送ろうとも、
やっぱりスミが入りにくい、つまり浅いモールドは多々ありますので、
その辺りを彫り直すと尚のことクッキリした印象の作品に仕上がること請け合いです。

とりあえずスミは全身に入れたので、
あとは缶のスーパークリアーつや消しを吹いて完成となります。



2003/10/27〜手抜きZガンダム編その2〜
とりあえず今回のZガンダム、塗らなくても全然雰囲気的な問題はなさそうなのですが、
そこはやっぱりZ好き。TVカラー設定とMG等の配色設定もとりいれつつ、より手間の少なく設定に近づきそうな部分のみ筆塗りしました。

左から順番に未処理400番ペーパーにて塗装する部分を荒らした状態ベースホワイト1回目塗り
濃い成型色の上から赤等の色を発色させるのは難しいので、まずは下地として瓶のベースホワイト(2倍希釈ぐらい)を下塗りします。
下塗りするこの白は、大きな筆ムラがあるとそのまま最終的な赤に影響しますので慎重に。
ちなみに前腕パーツの白部分はそのままベースホワイトで終らせますので、こちらも大きな筆ムラが出ないよう注意しましょう。

左からベースホワイト2回目塗り3回目塗りそこから飛んで10回目塗り
徐々に徐々に発色していくのがお分かりでしょうか? 筆塗りの基本は重ね塗り。
詳しくはQ&ABBS内「よくあるご質問集」をご参照頂きたいのですが、
薄めて重ねて重ねて。
これが筆塗りでうまく塗るコツです。正直僕も筆塗りは苦手ですが、こういった部分塗装の場合は筆の方がいい時もあります。
例えはみ出してしまっても成型色仕上げなので、「削って仕上げる」「シンナーで拭き取る」というリカバリーも可能ですので、
恐れずに塗ってみてください。(面倒ですがマスキングという手もありますしね)



2003/10/25〜手抜きZガンダム編その1〜
手抜きゲイツ制作途中ながら、Zです。

ついに、待ちに待ったHGUC・Zガンダムが発売!
何よりガンダムの中でも特にZが好きな僕にとって、本当に待望のキットです。
好きだからこそ(MG・PGに)手が出せない。そんな機体でもあるんですが、
アニメーションのイメージを大切にするこのHGUCシリーズ「Z」は、
画稿の状態から既に僕のイメージに凄く近かったんです。

それで発売日二個買い、その上でひとつ組んだ感想です。
まず第一にその「パーツ」そのものに驚きました。
最近のガンプラとしては信じられないぐらいにシャープです。
というか、こういうモールドやエッジが欲しかったんだ!と素直に感動しました。
組んでいてこれほどパーツを改造とか考えずに眺めていたのは久々です。
そのくらいこのZ、すごい。とにかく凄い。
HGUCのMk-2を組んだことある方ならあまりの違いに愕然とすること間違いなし(笑)
その他ウリであるウェイブライダーへの差し替え変形や、ハイパーメガランチャー、
キツめのかっこいいフェイス、意外と広い可動範囲等、見所いっぱいです。
コバルトブルーの成型色もすごくいい感じです。

僕の個人的な見解ですが、現時点での最高のHGUCだと言い切っていいと思います。
いや、本当に。
みなさん是非組んで、完成させてください。
最高です。

というわけでまずは「このZを味わおう第一弾」として、
手抜き成型色仕上げで作ろうと思います。



2003/10/20〜手抜きゲイツ編その3〜
今回は銀の像っぽくするつもりなので、
黒くなった本体に、まずは黒を加えた銀(Mr.color No.8)をブワーッと吹きます。

銀という色は隠ぺい力が大変高いので塗りやすい色ではあるのですが、
その反面メタリック塗料特有の「粒子が流れやすい」という性質も持ち合わせているため、
ハンドピースの圧力は高めでも、塗付範囲は広い目を意識した方が上手く塗れると思います。
しかしながら、もし「流れてしまった」「多少ムラになってしまった」としても大丈夫なように、
次の工程を考えて黒を加えたんですけどね。
銀の2段目。
今度は黒を混ぜないただの銀を上塗りします。

前工程で黒を加えたのは、2層目で銀を塗り重ねる為。
つまり塗り斑が出ても、奥まったところの塗り残しがあっても、
色のグラデーションとしてごまかせる部分もあるからなんです。

これで基本塗装は終了です。
お次、また付属シールを使います。
量産型ゲイツとしてのこのキットは、クルーゼ用としては紫の部分がオレンジになっています。
そこで素直にそのオレンジ部分に紫にして貼る事にしました。

まずこの色はカラー設定画から見るに紫+ピンクなようなので、
下地を覆う為に、生色の紫をシールに塗ります。
その上に蛍光ピンク+紫を塗って乾燥後に本体に貼ります。



2003/10/15〜手抜きゲイツ編その2〜
表面処理もほぼせずにサフを吹きます。

通常ならサフはグレーなのですが、
今回は「下地の黒塗り」との意味も込めて、
瓶サフ1000番に黒系塗料を混ぜて、黒に近いダークグレーのサフを吹きました。
混色割合は毎度のように記せませんが、
とりあえず瓶サフに黒系を加えていくだけでこんな感じになります。

真っ黒にする必要性もないので(要はサフ+ベースグレーですからね)、
こんな色になりました。
塗料が混じっている関係でサフ効果は薄れるかもしれませんが、
乾燥後は一気に本塗装に入れます。
時間短縮という意味では有用ではないかと。



2003/10/12〜手抜きゲイツ編その1〜
番組としてのSEEDが終っても、まだまだ出ますSEED新製品。
てなわけでコレクションシリーズ10月の新製品「モビルスーツゲイツ」を作ることにします。
もちろんコレクションシリーズ恒例、手抜き仕上げでいきます。

コレクション手抜きというとどうしても「像」にしたくなる僕ですが、
ラウ専用機のカラーリングがどうしても忘れられません。
というわけで像っぽく、そしてラウ専用機っぽく。
これをコンセプトにします。

さて組んだ感想。
コレクションシリーズとして後半から安定してきた手堅い作り。
その上この大きさの満足感。
プロポーション的な好み(肩後方スラスター・肩アーマー・腕部のボリューム不足感、頭少しだけ大きい?)
を除けば、すごく好感触なキットだと思います。
つーかこの内容で400円。文句言っちゃいけません(笑)
さて簡単に好みの立ち姿になるように、細部に手を加えていきます。

まずは足首の接地性をもう少し良くする為、
足首ボールジョイント付け根を外側にずらします。
そのために写真の○部分のボールジョイントストッパーを切り飛ばします。
僕はニッパーで縦切込みを入れ、クイクイ動かして曲げ切りましたが、
彫刻刀やリューターを使った方がいいかもしれませんね。
それでボールジョイントが外側に移動した図です。
中心点がずれたのがお分りになっていただけるでしょうか?

これで大掛かりな改造をしなくても、接地性を向上させることに成功しました。
次はいつもの股間軸移動。

足が少し短く感じたので、斜め前に股間軸を動かします。
エッチングノコで切断後、瞬間接着剤で接着。
写真の点部分からこれだけ動いております。
数値にして縦に5mm、横に3mm程度でしょうか。

足を長く見せるだけなら垂直方向、真下に動かすだけでいいのですが、
S字立ち好きな僕は必ず前方にも軸を動かします。
「自分なりの決まりごと」ですね。
足そのものをもっと開けるようにこんな感じで派手にカットします。
僕はニッパーとナイフで強引に加工しました。

これと前述の接地向上工作・股間軸移設により、
より足を大股に開いた立ちポーズが自然に決まってくれます。
これも毎度。首の延長工作です。

大体1mmぐらい延長する場合、いつもなら1mmプラ板を使うのですが、
それを切り出すのもめんどくさかったので、
キットのランナー部、ネームプレート・ナンバープレートを使うことにしました。

このプレート部はほぼ1mm厚なので、こういう細部の工作にも役に立ちます。
とりあえず凸になっている文字数字をナイフで削り、
ずれたことも気にせずに瞬着で豪快に接着してしまいます。
以上、今回の工作を施した状態です。
大して変わっていないといえばそれまでですが、
その辺りも好みでしょうね。

この後、サフ吹いて一気に塗装に入ります。



2003/10/6〜手抜きフルアーマー編その6〜
多分コレが「FAガンダム編」の最後の更新。

基本的に最近のガンプラはメインカメラ(トサカの緑色の部分)にもシールがついています。
僕も少し前までは「シール」だということで敬遠していた節があるのですが、
実は簡単な上にきらりと光るアクセントになる有用なものである、と今では認識しています。

それで今回も貼りたいな、と思ったんですがこのキットの付属シールにメインカメラ用が付属してません。
ならば! つくっちまおう。
まず、付属ホイルシールの余白が銀色なので、その上からラッカーのクリアーグリーンを「たらし塗り」します。
(垂らし塗りとはビンから出したままの塗料を、べたっと厚めに塗ってしまうこと。垂らすので筆ムラが出にくい)
深く考えずに写真のようにドバッと塗っちゃいます。
塗り広げ方と、塗料の垂れ方で色が変化しますので、なかなか面白いです。
シールに塗った塗料が乾燥したら、今度はおおまかに貼りたい部分の大きさぐらいに切り出します。
基本は色むらの少ない部分を少し大きめに切って、微調整してサイズを合わせていきます。
少しぐらい大きさが違ってもごまかせるのでご安心を。
ちなみにこういう奥まった部分は爪楊枝なんかで軽く押し付けると楽です。

貼った後、どうしてもシール特有の「シール断面(厚み)」の「白さ」が気になる場合があります。
そこもクリアーグリーンで塗れれば問題ないのですが、貼った後だとまずはみ出してしまうでしょう。

そこで、エナメルかGマーカー筆ペンでスミイレしてしまい、拭き取ります。
するとアラ不思議、見事にシール断面が黒くなり、シールっぽさが激減します。
シール万歳な瞬間です。

この後、つや消しクリアーをかけて完成です。



2003/10/5〜手抜きフルアーマー編その5〜
大分更新が遅れてしまいましたが、なんだかんだで基本塗装が終了した状態です。
本当は塗りも解説したかったんですが、時間が無かったので省略。
まあやってることはMAX塗りの省略バージョンみたいなもんなので、
講座の方を見ていただいた方が早いかと。

ちなみにレシピは毎度ながらマトモに記せません。
<緑>カーキグリーンに青系を混ぜグレー系を少々⇒それに白を加えたもので軽くグラデーション
<グレー>上記グラデ用薄緑をベース⇒ベース薄緑とキャラクターホワイトとを半々でほぼベタ塗り


さて、マスキングをして各部塗り分けを完了した状態です。
この上から次は、スミイレと、ウオッシングを兼ねて、
エナメルの薄く溶いたブラック系を重ねます。
エナメルをバシャバシャやった状態です。
あんまりやりすぎちゃうと割れてしまうのでご注意を。

塗りようによってはこのままでOKな気がする時もままりますが、
基本的にそれは大体汚い状態であることが多いです。
だってウオッシングって、ウエザリングの一種なんですから(笑)

というわけでエナメルシンナーを綿棒に含ませ、
スミイレが残るように拭き取っていきます。
んでこれが拭き取った後のガンダム本体です。
基本塗装の下地を、半ツヤ系の塗料でまとめた為、
かなり巧い具合にウオッシングの部分が残ってくれました。
これはツヤ有だとエナメルの浸透が少なく、
ツヤ消しだと、ご存知の通り拭き取るのが難しいぐらい浸透してしまうから。という理由です。
だから「ガンダムカラー」はみんな半ツヤなんですよ。


それにしても、コレ、なんかすんげえいいかもしんない。
手抜きだけど、化けるかもしれませんよ(笑)



2003/9/27〜手抜きフルアーマー編その4〜
サフ乾燥後、とりあえず「マスキングのし易さ」という観点から、何色から塗っていくかを考えます。

今回は発色のこと以上に、写真のような周りを覆う部分が難しそうだったオレンジ色から塗ることにしました。
写真左側はマスキングテープをただ貼った状態。
そして右側はその貼った状態から、塗り分けのスジ彫りラインの上からナイフを入れてカットしたもの。
本来パーツの上からナイフを入れるのはかなりリスクを伴うのですが、
しっかり彫り直したので意外と上手くできたようです。
万全を期すならやはりモールドの上からシャープペン等でなぞり、カッティングマットに一度貼ってから切るのが
一番妥当な方法でしょうね。

ちなみにこのオレンジ色、蛍光オレンジをベースに赤系を混ぜた、赤味のオレンジ色です。
あとはどのような緑を調色するか。



2003/9/26〜手抜きフルアーマー編その3〜
エナメルスミイレがしにくそうな部分をデザインナイフで軽く彫り直し、
歯ブラシでカスを取り去ったら、いよいよサフ吹きです。
本来なら歯ブラシで擦るだけでなく、ちゃんと中性洗剤で洗わなければならないのですが、
今回は時間の関係上パスしました。(洗うと乾燥にまた一晩は必要)

いつものようにランナーと目玉クリップを使ってサフ準備に入るわけですが、
今回は写真のように多少組んだ状態でエアブラシにてサフ1000番(2倍希釈程度)を吹き付けました。
缶で組んだまま吹くと、塗付範囲が広くなる為どうしても塗り斑がでます。
ですが、エアブラシだと細部を調節しながら吹くことが出来るので、「手抜き」でこうしてみました。

サフを吹いたら、一応基本通りに一晩〜丸一日乾燥させます。
ちゃんと乾燥時間を待たないと「塗料を剥がれ難くする」というサフの効用が多少減るようです。
ですのでしっかりとサフの乾燥時間はとりましょう。
この乾燥時間を利用して、キットに塗る色を納得いく色になるまで調色しておくのもいいですね。


2003/9/24〜手抜きフルアーマー編その2〜
アーマーの脱着がこのキットのバリューのひとつですが、
この足首増加装甲、肩部装甲のみ脱着時に塗膜がハゲそうなほど密着してました。

それで、このフルアーマーGには金型流用であるがゆえの余剰パーツに目を付けました。
具体的には素体ガンダムの白の肩アーマー、オレンジ色の足首ソールを使って、
この部分のみ差し替えにしたんです。
それぞれ中にはまっているパーツ色が違うのがそのパーツ。
流し込み接着剤で接着しておきました。これで塗膜ハゲの心配が多少減るはずです。

それと腰部増加装甲のヘリウムコントロールコアが塗り分けが難しそうだったので、
コトブキヤの0.1mmエッチングノコにて切断しました。
塗装後にエポキシ接着剤で接着する予定です。

※エポキシ接着剤なら白化現象はおきないし、ズレも修正可能。
 その上強力な接着力を有する。百円均一にある場合も。但し、硬化時間が長い。



2003/9/23〜手抜きフルアーマー編その1〜
いきなり始まった新コンテンツ。
その名も「日々是精進」。堅苦しい名前ですが、要は制作記です。

さて、一番最初の制作記事として選んだのはBB戦士フルアーマーG。
組んでみた感想としては、本当にスバラシイ出来です。
前のパーフェクトよりも纏まり感がいいように感じました。

SDは大真面目にやると(肉抜き穴埋めとか)なかなか終わらない為、
ここは割り切って「手抜き」として仕上げることに決定しました。

とりあえず合せ目は消さない、成型色がイマイチな気がしたので一応全塗装。
制作の目安としてはこんな感じでいこうと思います。
いつもなら組んだ段階でさっさと頭部ブレードアンテナをシャープにするのですが、
今回はちょっと趣向を変えて「先を切り落とす」ことにします。

アンテナ右側、黒く塗ったところをニッパー、ナイフ等でカットします。
両端カットしたのがこの写真。

凄く短くなったような気もしますが、そのへんも好みでしょうね。
ただ切り過ぎると修正がややこしそうなので、
慎重に左右のバランスを見ながらカットすることをお勧めします。

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